「Webマーケティングをやっている人間が、実はレシピもつくっています」とお話しすると、たいていの方にきょとんとした顔をされます。普段は広告運用やデータ分析の話をしている人間が、なぜレシピ?と感じられるのは自然なことだと思います。
ただ、変数と文学には少し変わった事情があって、メンバー4人がもともと飲食の現場でキャリアを積んできた料理人なんです。
この記事では、なぜマーケティングの傍らでレシピ・メニュー開発にも携わっているのか、実際にどんな経歴の人間がいるのかを、軽くご紹介させてください。
なぜ、マーケターがレシピをつくっているのか

変数と文学を立ち上げた私自身、もともとは10年以上フレンチを中心に料理人として現場に立っていました。ミシュラン出身やフランス修行経験のあるシェフのもとで修行し、料理長として店を率いていた時期もあります。
20代の頃には北海道中を出張料理で巡り、自分で畑を借りて野菜を育て、漁業や畜産の現場にも足を運びました。一次産業まで踏み込んで「食」と「現場」を見てきた経験は、今もメニュー開発や商品設計の土台になっています。
料理長としてフランス修行の話まで決まっていた矢先に、コロナ禍がきました。海外行きは白紙、店も閉業。同時に、周りの飲食仲間が次々と廃業や売上難に追い込まれていく姿を目の当たりにしました。
「良い料理を出しているのに、お客さんに届けられないまま店を畳んでいく」。この経験が、Webマーケターへ転身した原点になっています。
マーケティングを始めてから気づいたのは、料理人時代に培った「現場感覚」や「数字との向き合い方」が、そのままマーケティングの仕事にも生きるということでした。原価をどう設計するか、オペレーションをどう回すか、お客様が何を求めて来店されるか。これらはマーケティングの判断基準ともそのまま重なります。
そうした経緯もあって、変数と文学にはマーケターと料理人の両方の経歴を持つメンバーが自然と集まってきました。気がつけば、Webの相談と一緒に「メニューも一緒に考えてもらえないか」とご相談をいただくことが増え、今に至ります。
厨房を歩いてきた4人のこと

変数と文学で実際に料理に関わるメンバーは、私を含めて4人います。それぞれの経歴を簡単にご紹介させてください。
Matsumori(代表 / Webマーケター)
先述のとおり、フレンチを中心に10年以上、料理人として現場に立ってきました。修行時代はミシュラン経験やフランス修行を経験したシェフのもとで研鑽を積み、料理長として店を率いていた時期もあります。料理長時代にはTSUTAYAとのコラボイベントも複数回手掛けました。
20代では北海道中を出張料理で巡り、自ら畑を借りて野菜を育て、漁業・畜産・農業の現場にまで足を運びました。一次産業まで踏み込んで「食」を見てきた経験は、今もメニュー開発や商品設計の土台になっています。
Kenichi(システムエンジニア)
キャリアのスタートは料理人でした。その後、大手システム開発会社で長年にわたり業務システムや業務自動化、CRM、アプリ開発に従事しています。
「厨房を知っているシステムエンジニア」というのは意外と少なく、飲食店の業務フローや在庫管理、原価管理の仕組みづくりでは、現場感覚と技術の両面から提案ができるのが強みです。
Yukichi(パティシエ)
パティシエとして10年以上のキャリアを持ち、アジアベストレストラン50に選ばれた店や、ミシュラン2つ星レストランで腕を磨いてきました。
レストランデセールからカフェスイーツ、催事向けの商品開発まで対応してきた経験があり、クッキングスタジオの講師やクレープ専門店での商品開発・指導、バリスタの経験もあります。素材選定からレシピ設計、仕上げ、提供スタイルまでを一人で設計できるのが、Yukichiの大きな特長です。
Miku(フードスタイリスト)
イタリアン・フレンチを中心に10年以上の料理人キャリアを積み重ねてきました。本格的なレストランの現場で磨いた技術を土台に、料理そのものの設計から「見た目・伝わり方」までを一貫してデザインできます。
自身の健康面での悩みをきっかけに栄養学を体系的に学んでおり、味だけでなく、食べる人の身体への影響まで考えたレシピ設計ができるのも強みです。
レシピ・メニュー開発で携わっていること

このメンバー構成だからこそ、関わらせていただいているご相談がいくつかあります。
飲食店向けのメニュー開発・レシピ監修
店舗のコンセプト、客層、オペレーション、原価設計まで踏まえて「実際に売れて、回せて、選ばれる」メニューに落とし込みます。これまでに複数の飲食店でグランドメニューの開発・レシピ監修や、季節限定メニュー、催事向けの商品提供などに携わってきました。
料理人として店を回してきた経験があるので、「現場で本当に作れるか」「忙しい時間帯にも提供できるか」という視点を最初から組み込めるのが特徴です。
原価管理や粗利の見える化まで一緒に進めたい場合は、Genka+(ゲンカプラス)というツールでのご支援も用意しています。
飲食店のOEM商品開発・レシピ開発
飲食店が自店で提供する商品や、自店ブランドとして展開する商品のOEM開発にも携わっています。商品コンセプトの設計から試作、調整、ブランドストーリーへの落とし込みまで対応できるのが特徴です。
料理人とマーケターの視点を同じチームで持っていることで、「美味しいけれど売り方が見えない」「売り方は描けているが商品の磨き込みが足りない」といった、よくある分断を埋めやすくなります。
業務システム・オペレーションの整備
レシピやメニューを整えるだけでなく、その先のオペレーションや在庫管理、原価管理、注文システムまで合わせて整えたいというご相談には、Kenichiが対応します。
料理人出身のシステムエンジニアという珍しい組み合わせなので、現場が「使えない」と感じる仕組みを作ってしまうリスクをかなり下げられます。
まとめ

今回の記事は、「変数と文学では、こんなこともやっている人間がいます」というご紹介でした。本業はあくまでWebマーケティングですが、その傍らでレシピ・メニュー開発にも携わっています。
レシピ・メニュー開発についての詳しいご案内は飲食メニュー開発のページにもまとめていますので、よろしければ覗いてみてください。
