「ホームページを作ったのに、問い合わせが一件も来ない」「作りさえすれば、お客様が増えると思っていた」。こうした声を、よく耳にします。
残念ながら、ホームページは作ることがゴールではありません。公開してからの動きこそが、集客できるかどうかを分けます。
この記事では、なぜ作っただけでは集客できないのか、そして公開した後に何をすべきかを、専門用語に不慣れな方にも分かるように解説します。
この記事での「ホームページ」という言葉について

はじめに、言葉の意味を整理しておきます。厳密に言うと、複数のページが集まって一つにまとまったものは「Webサイト」と呼び、その中の入り口にあたるトップページが、本来の意味での「ホームページ」です。
ただ、日本では「ホームページ」という言葉が、Webサイト全体を指す呼び方として広く定着しており、この記事でも、より馴染みのある「ホームページ」という言葉を、Webサイト全体を指す意味で使っていきます。
「ホームページを作れば集客できる」という誤解

多くの経営者が、ホームページさえ作れば、自然とお客様が見つけて来てくれる、と考えています。しかし、ここに大きな誤解があります。
作っただけのホームページは、いわば、地図にも載っておらず、看板も出していないお店のようなものです。どれだけ中身が良くても、その場所を知らなければ、誰もたどり着けません。
存在していても、見つけてもらえなければ、ないのと同じなのです。
しかも、いまやホームページを持っていること自体は、特別なことではありません。総務省の調査によると、ホームページを開設している企業の割合は93.2%に上ります。
多くの会社がすでに持っているからこそ、ただ作っただけではその他大勢に埋もれてしまいます。
(参照:総務省「令和6年 通信利用動向調査報告書(企業編)」)
なぜ、作っただけでは集客できないのか

では、なぜ作っただけのホームページは集客につながらないのでしょうか。
理由は、大きく次の3つです。
- 1. 公開しただけでは、誰にも知られていないから
- 2. 検索しても、上位に表示されないから
- 3. 来てくれても、行動につながる作りになっていないから
それぞれ解説していきます。
1. 公開しただけでは、誰にも知られていないから
ホームページを公開しても、その瞬間に世界中へ知らせが届くわけではありません。お店を開いても、宣伝しなければ通行人に気づかれないのと同じです。
誰かに見てもらうには、検索で見つけてもらう、SNSで知らせる、広告を出すといった、人を呼び込むための導線が別に必要です。この導線がないまま公開だけして待っていても、訪問者はほとんど増えません。
2. 検索しても、上位に表示されないから

「うちはホームページがあるから、検索すれば出てくる」と考える方もいます。確かに、自社の名前で検索すれば出てきます。しかし、会社名を知らない見込み客は、そもそも名前で検索してくれません。
見込み客が検索するのは、「地域名+業種」や、自分の悩みに関する言葉です。そうした検索で上位に表示されるには、検索エンジンに評価されるための工夫(SEO)が必要です。
作っただけのホームページは、この工夫がされておらず、検索結果の後ろのほうに埋もれてしまいます。
3. 来てくれても、行動につながる作りになっていないから
仮に訪問者が来てくれても、そこで終わってしまうケースがあります。ページを見た人が、問い合わせや購入といった行動を起こさなければ、集客にはつながりません。
何のサービスかひと目で分からない、問い合わせ先が見つけにくい、読んでも魅力が伝わらない。こうしたホームページでは、せっかく来た人も、何もせずに去っていきます。
来てもらうことと、行動してもらうことは、別の課題なのです。
集客できるホームページにするために、公開後にやるべきこと

ここからは、公開した後にやるべきことを見ていきます。集客につなげるには、次の3つを地道に続けることが大切です。
- 1. 検索から見つけてもらう
- 2. SNSや広告で、こちらから知らせにいく
- 3. 来た人が行動したくなる中身に育てる
それぞれ解説していきます。
1. 検索から見つけてもらう
見込み客が検索する言葉で、ホームページが見つかるようにする取り組みです。具体的には、お客様が悩みを解決するために役立つ記事を、継続して発信していく方法があります。
たとえば、お客様がよく抱く疑問や、商品の選び方を記事にして積み上げていくと、その言葉で検索した人が訪れるようになります。
すぐに結果は出ませんが、続けるほど、検索からの訪問者が増えていく、資産のような集客の柱になります。
2. SNSや広告で、こちらから知らせにいく

検索で見つけてもらうのを待つだけでなく、こちらから見込み客に知らせにいく方法もあります。その代表が、SNSと広告です。
SNSは、日々の発信を通じて、まだ自社を知らない人に存在を知ってもらう入り口になります。広告は、費用はかかりますが、狙った相手に短期間で届けられるのが強みです。
検索からの集客が育つまでの間を、こうした手段で補うこともできます。
3. 来た人が行動したくなる中身に育てる
訪問者を増やすだけでなく、来た人が問い合わせや購入に進みたくなる中身に、少しずつ育てていくことも欠かせません。
何のサービスかをひと目で分かるようにする、お客様の声で安心感を持ってもらう、問い合わせへの導線を分かりやすくする。こうした改善を重ねることで、同じ訪問者数でも、成果は変わってきます。
公開後に数字を見ながら手を入れていくことが、ここで効いてきます。
「作って終わり」の会社と「育てる」会社の差

ホームページは、一度作ったら完成、というものではありません。公開してから手を入れ続ける会社と、作ったまま放置する会社とでは、半年後、1年後に大きな差がつきます。
放置されたホームページは、情報が古いまま止まり、検索でも上がってこず、訪問者も増えません。
一方、記事を足し、内容を見直し、改善を続けるホームページは、少しずつ検索に強くなり、訪問者と問い合わせを伸ばしていきます。
ホームページは、一度立てたら終わりの看板ではなく、育てていくほど価値が増す資産です。変数と文学が現場で見てきた限りでも、成果を出している会社ほど、公開後の運用を地道に続けています。
自社でやるか、プロに頼むか

公開後の集客は、自社で取り組むこともできますし、プロに頼むこともできます。それぞれ向いているケースが違います。
- 自社でやるのが向いているケース
まずは費用をかけずに試したい、記事の発信やSNSを自分たちで続けられる、学びながら進めたい場合 - プロに頼むのが向いているケース
本業が忙しく手が回らない、何から手をつけるべきか分からない、集客まで一気通貫で設計してほしい場合
プロに頼むときに気をつけたいのは、「作って終わり」の相手を選ばないことです。大切なのは、公開した後の集客や改善まで、成果から逆算して見てくれるかどうかです。
ホームページを納品して終わりではなく、その先まで伴走してくれる相手を選びましょう。
変数と文学のスタンス

変数と文学では、作って終わりのホームページは作りません。誰に何を届け、どう集客し、どう成果につなげるか。その設計を起点に、公開後の運用や改善まで含めて伴走します。
ホームページは、集客の入り口にすぎません。検索からの流入、SNSや広告との組み合わせ、来た人を行動につなげる改善まで、一本の流れとして設計してこそ、成果につながります。
医療・美容・小売・D2C・採用まで、幅広い業種で数字を動かしてきた知見も強みです。「ホームページを作ったが集客できない」「作ったあと、何をすればいいか分からない」という段階からのご相談も歓迎しています。
まとめ

ホームページは、作ることがゴールではありません。9割を超える企業がホームページを持ついま、ただ作っただけでは、その他大勢に埋もれてしまいます。公開してからの動きこそが、集客できるかどうかを分けます。
検索から見つけてもらい、SNSや広告で知らせにいき、来た人が行動したくなる中身に育てる。この3つを地道に続けることが、集客への近道です。作って終わりにせず、育てていく視点を持ちましょう。
ホームページを作ったのに集客できない、公開後に何をすべきか分からない、という方は、お気軽にご相談ください。変数と文学が、集客まで見据えたホームページづくりをご提案します。


